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16歳高校生が体験する不動産再生の世界【by:Kei.G】

2025.04.14

初めまして。今回インターンという特別な機会を頂き、「仕事とはどういったものか?」を学ぶために会社見学させてもらいました。Kei.G(竹村 慧士)と申します。

私は、4月から高校2年生で、これからの人生について、「将来どんな職業につきたいか」「進学か就職か」「自分が好きなことを仕事にするということはどういうことなのか」といったような疑問を日々考えながら生活していました。

規則でアルバイトが禁止されており、自分が社会に出て働くといったイメージや、働く事の楽しさ・厳しさ等を知ることなく、学校の進路相談の時に「将来のビジョンはどんなものを見据えているのか?」「理系か文系か?」「大学はどうするのか?」どんどん選択しなければならないことが多くなって頭が爆発しそうになりました。


そこで、春休みを活用し、今回OLDGEARの職場見学させていただく事になりました。

これがOLDGEARのリノベか!(1日目)

初日はリノベーション済のマンションをインスタライブで紹介するとの事で、その撮影風景を見学させて頂きました。

アカシアのぬくもりのある無垢床、モルタルのキッチン、ゴツゴツとしたカッコいいデザインウッド壁、外からの騒音が聞こえなくなるインプラスの窓、遊び心のある隠し部屋、管理の行き届いた観葉植物、洋画家 沼田愛実先生のアート作品。

第一印象は「こんなカッコいい家に住みたい!」と思いました。観葉植物やアート作品といった日々の生活に彩りを与えてくれる、精神的にも豊かにしてくれるものが日々の生活の身近なところにあるということがとても羨ましかったです。他にも、デザインのワイルドさは、男心をくすぐられるカッコいい建築作品でした。

台本や練習なしでアート作品や建築作品を画面の向こう側の人たちにわかりやすく説明を始める姿に感銘を受けました。見ている人が最後まで飽きない面白いトーク、こだわった作品への愛情、どんな人が見てもわかりやすい説明の仕方で、聞き手をひきこんでいくような感じでした。

インスタライブ後には、事務所でリノベーション前の物件の写真を見ました。間取りを生かしつつも、新たな要素を取り入れているので、リノベ前と後では大違い!
収納部屋の一部を隠し部屋にしたことを知ったときは衝撃的すぎて、松谷卓さんの「まぁ~なんということでしょう」というフレーズが脳内再生されていました。

アートに触れる(2日目)

OLDGEARが力を入れている東京藝術大学の作家さんたちの作品や活動をインスタグラムや本、公式サイトなどを活用して拝見させていただきました。

アート作品は、ただ美しいだけではなくて、見ている人に考えさせるものことが多いと実感しました。絵画や漆芸は、どれも独自の世界観が広がっていて、同じものも似たものもなく、圧倒されました。あんなふうに自分の感性を自由に表現できるのはすごくかっこよく、私ももっといろんな視点でものごとを見ていこうと思いました。

実際に作られていく過程(3日目)

法務局、市・区役所、水道局に向かいました。
法務局には不動産登記を、市・区役所には、埋蔵文化財の確認や固定資産税課へ、水道局には配管の確認をしに行きました。

私には、まだ詳しいことはわからなかったけれど、ひとつの建物を買うのに複数の場所に行っていろいろな確認をアナログでしなければならない大変さを知りました。

午後からは、リノベーション済みの建築作品とリノベーション中の現場も数件まわりました。

『葉もれび』
ここは2階に位置しているため、足音を気にせずに生活できるすばらしい場所でした。
すぐ近くには小学校やドラッグストアがあり、ポケットティッシュを買い忘れたときでもすぐに買いに行けることや、登校の負担の軽減になるところが良いと思いました。
特にいいと思った場所はリビングで、引戸がついていることによって、引戸を閉めれば1部屋に、閉めずに使えば広々としたリビングになる2way構造で非常に使い勝手の良い建築作品でした。 よく考えて作られているな~

また、森 友紀恵先生の日本画作品「りんどう」と「マーガレット」が飾られていました。かわいいお花の作品で、季節を感じられました。それにともなって、部屋の壁紙も秋・春を感じる暖色系の壁紙でアート作品ともあっておりとても落ち着いた気持ちになりました。

『voyage』
到津はすぐ近くに国道3号線やJRがあり、交通の便に関してとても良い場所でした。
また、近くに公園や駄菓子屋があるので、友達と300円握りしめてお菓子を買い、公園で遊んで帰ってくる。そんな子供がワクワクする場所だと思いました。


建築作品の中にはArtctuary wallpaperが施されていて、ほかの誰とも違うオリジナリティー溢れる部屋と過ごすことができる建築作品でした。
壁紙の絵からインスピレーションを受け、新たなアイデアを思いついたり、創造的な活動をする上で最高の環境になったりするのではないかと思いました。


工事中の現場
現在リノベーション中の現場にお邪魔しました。
職人さんたちの熟練された技術で丁寧に作られている現場はまさに「ものづくり」の現場で、リノベーションの過程でしか見られない、貴重な光景に心惹かれました。
これまでの家の歴史を感じながらも、新たに間取りや設備が設置されており、未来の快適な暮らしが想像できました。新しいキッチンで料理をする姿、明るいリビングで家族と過ごす時間、快適な寝室でくつろぐ様子など、具体的にイメージ出来ました。
家の歴史、職人さんたちの技術、そして住む人の希望が詰まっている特別な空間。
完成した建築作品はもちろん素晴らしいですが、リノベーション中の家も、また違った魅力を持っていました。

トップシークレットを知る(4日目)

午前中は、プロジェクト会議を見学させていただきました。

※本来であればトップシークレットですので、こういった会議には第三者は介入してはいけないのですが、拷問されても(笑)一切口外しないことを約束し、特別に許可をもらいました。

こんな世界があるんだ!

私が好きなお菓子の何百倍もの額の大金が動くことに改めて恐怖を覚えました。
不動産業界ということは、重々承知の上で来たのですが、1回で大きな資金が動く実際の会議を目の当たりにして、業界で働く責任の重さがひしひしと伝わってきて非常に恐ろしかったです。高校生の私には、スケールが大きすぎて理解が追い付かなかったし、そんなプロジェクトが常に動いていることは特にすごいと思いました。

銀行の支店長さんとの話し合いに参加
その日の午後は、金融機関との打合せに同行させて頂きました。奥の会議室で和気藹々とトークしつつ、プロジェクトの話を進めていく姿を見て、過去から積み上げてきた信頼関係とコミュニケーションをとる機会があるからこそ、良好な関係性が保てていることを知りました。


終わりに

今回、OLDGEARに数日間でしたがインターンさせてもらったことで、仕事についてより深く知ることだけではなく、現場に移動している途中のプロデューサーやデザイナーの皆さんとの会話や古野社長との雑談のおかげで自分の進路についても何となく方向が見えてきた気がします。

働くことの責任、周りとの関係の大切さ、自己研鑽で積み上げていくスキル、ブランド力をつけていくことの大切さ、納税をきちんとすることによって生まれる信頼、etc……
たくさんのことを知ることができました。

OLDGEARさんは1つの家族のような会社で、楽しく協力して仕事をする姿や、真剣に考えて働いている企業でした。私がインターンする直前は、自分の居場所についての不安がありましたが、居心地もとてもよく、楽しいインターンシップとなりました。
これからは、自分の将来のために勉学に励もうと思いました。

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