こんにちは、杉です。
現在Gallery&Saleで公開中の「OTEMACHI HOUSE」。
こだわりがたくさん詰まったリノベーション作品ですが本日はその製作秘話を少しだけご紹介。
(下写真は同室バルコニーから撮影されたサンセットフォト)
本リノベーション作品は入ってすぐの玄関土間が、決して広くは無かったためプランニングの段階でオーダー姿見(ミラー)を計画したのですが
マンション特有の梁型や建具との取り合いが毎度のこと難しい部分でもあります。
Before玄関↓
見るからに広さと明るさの体感が変わります。
間接照明や梁型、そして隠し扉のようなオーダーミラー建具との取り合いが絶妙です。
そしてさらに。
OLDGEARのプロデューサーはこだわりの強い方々ばかりですから今回この作品も負けていられません。
本リノベーション建築作品のタイトルである「OTEMACHI HOUSE」をこちらの作品でもコラボした漆芸作家 時田 早苗 先生に依頼しオリジナルのタイトルプレートを制作していただきました。これを玄関空間に融合させこの家の主をお迎えする計画です。
ただ玄関に貼るだけじゃダメ。
漆芸タイトルプレートは厚みがあり漆、螺鈿、蒔絵といった伝統技法が詰め込まれた世界に一つしか存在しない代替の利かない物。
ガラスだってこの現場のためだけの寸法に加工した世界に一つだけの繊細なガラス。
その中に繊細なプレートを埋め込むため同面、もしくはコンマ五ミリ勝ちか、ツライチかといった1mm以下の話を現場で熱く語らいました。
その結果、
ガラスを切り欠いた部分に真鍮の枠を回して見事にオーダーミラーの中に融合しました。
毎朝、お出かけ前の全身コーデチェックの際に自分自身と重なってこの家のタイトルプレートがチラ見えするギミックです。
しかもこのタイトルプレートは伝統工芸品というスペシャルが詰まったもの。
玄関空間を抜けたLDKにも無垢パーケットフロアや無垢チェリーのドアノブ、無垢木パネルなどこのエリア、この家に相応しい素材感で空間を演出しました。
真鍮や鏡、無垢材など素材感とこだわりがたっぷり感じられる現地。
OLDGEARと施工チームが熱い情熱を注いだリノベーション作品を是非現地で感じてください。