杉です。現在好評販売中で来場者の評判が高い産学連携リノベーションプロジェクト第16弾「十人十家」。
先日、西日本工業大学 岡田研究室の皆様と竣工立ち会いを行いました。
いつも立ち会いの際に感じるのは図面やパースで想像していたものが徐々に形になり、色味や仕上がり、匂いや手触りなど五感で感じる「現場」は完成の歓びと次回へのヒントなど様々なモノを吸収できるとても貴重な機会です。
完成した建築作品は少しでも多くの方の意見を大学研究室へフィードバックできるよう現地内覧発表会の際に来場者様へアンケートをお願いし貴重な生の声を収集しております。
築後26年を経過したマンションがリノベーションを通して新築マンション以上の新しいライフスタイルや生活動線の見直しを提案し棟内や地域に新しい世帯を呼び込む活性化の動きは今後も我々が使命を持って「産学連携プロジェクト」や「建築作家とのマッチングプロジェクト」でやり続けなければならないと改めて感じました。
追伸:現地完成立ち会い終了後、研究室の皆様と雑談の中でひょんな事からOLDGEARが空間デザインで使用している家具を貸し出す御縁ができ、後日小倉南区の団地再生リノベーションプロジェクトに顔を出してきました。
主催はURでNITとのコラボ企画。メディア取材が複数くるなんてさすがUR。
完成内覧会の際にもイベントを企画しアーティストを呼んでライブも行うなど広報担当として企画の勉強になりました。
OLDGEARが提供した家具はリノベーション住戸内にぴったりと収まり、後日放送された番組を直接私は見てないのですが結構長い時間家具や室内が映っていたようです。
団地や室内を見学させて頂き驚いたのはURの賃貸住宅でエレベーター無しの 4、5F住戸の空室が極端に目立っていること。
もちろんその問題解決のために今回のUR×NITプロジェクトがその解決糸口の1つとして企画されたものであるはずですし入居率UPのためにお風呂の追炊きユニットバスやシステムキッチン、洗面化粧台など賃貸住宅でも室内設備は充実。
考えてみれば大手ハウスメーカーや中小建築会社もデザイナーズでお洒落な賃貸住宅をたくさんプロデュースしていますので築年数が経っているエレベーター無しのUR団地に「住む理由」を造らないといけないのは他人事ながら大変な労力だと感じました。
玄関ドアノブやオーダー建具など可愛らしいアイテムもポイントに。
既に原稿が出来上がっていたUR×NITコラボの現地内覧会広告に家具提供だけでは さすがに UR×NIT×OLDGEAR と入り込めるわけもありませんでしたが「家具が入ることで室内空間がイメージしやすかった」と喜んで頂き、UR担当者やURの情報発信を手掛ける福岡の企画会社の方へ挨拶もできましたのでひょんな御縁からOLDGEARを知ってもらえた貴重な機会となりました。
これからもより多くの方に、どんな形であれリノベーションの魅力をお届けできればと思います。