この建築作品「Flow at time」のリビングからの景観は、この住居で日々暮らす御家族の心を穏やかにする魅力を秘めていると思います。担当プロデューサーのKAZUMIの美意識はそのことを充分理解しており、ナチュラルな造作を得意とするアーティストにオファーして、プロデュース致しました。
私はこの作品を現地内覧した瞬間にとても感動してしまいました。この様な作品を創作出来るアーティストやスタッフのハイレベルな才能を誇らしく思います。
そして、本日私が待ちわびていたフォトショットが送付されて来ました。
この美しさを風景から切り取ったのは「まりえちゃん」です。ジイチャンの特権で「まりえちゃん」と呼んでいますが、彼女は大学で専門の講座を持っておられる誰もが認める一流のフォトグラファーです。先生の作品は何度見ても見飽きない、いえ見る度に美への感性が増幅されるのは不思議です。
この壁に掛けられた日本画は、この「Flow at time」の為に日本画家の中野貴文先生にオーダーしました。福地山系を源流とする板櫃川の清流と川岸に咲き乱れるミモザをイメージして描き下ろして頂きました。街中でありながら自然の移り変わりを楽しみ、また目の前の到津の森公園からは吠え猿やライオンの声が時折聞こえてきます。子供達の心は膨らみ、毎夜冒険の旅へと出発することでしょう。
室内に目を移すと、そこは夫君を「男の料理」に挑戦させてしまうステージをモチーフとした、広い対面キッチンがライトアップしてセッティングされています。
又プロローグの詩文に目を移せば、これはまるで恋文ではありませんか。リビングダイニングで美しい自然を眺めながら、再び、ロミオとジュリエットの様に恋に落ちるのも楽しいと思います。
この建築作品は本日Gallery&saleにネットアップします。女性ならではのきめ細かいプロデュースに感激して、ロミオとジュリエットまで夢想してしまいました。