縦6メートル横12メートルの天井画が2025年10月に東叡山寛永寺の根本中堂に奉納されます。東京藝大の名誉教授「手塚雄二画伯」が2020年に製作をスタートさせ約4年間かけて完成させられた大作です。作品名は「叡嶽双龍」。二体の龍が天から降りて来て私達を守ってくれる画とのことで、迫力があります。
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寛永寺天井に収まった現物が一般公開される時が来たら、是非一度見に行きたいと思っています。此れから100年、500年、1000年と伝えられ、日本の歴史と文化を伝え、時代が変わろうとも見る方々を敬虔な精神へと導いてくれる事でしょう。
手塚画伯との出会いは、2020年1月 東京藝大で行われた「国宝 信貴山縁起絵巻 現状模写」の完成披露会でした。多忙の中、研究室でとても有意義な御提案と御指導を頂き、私達オルドギアが取り組んでいる絵画とリノベ建築との融合に大いに賛同して頂き、その時の感激はいまでも鮮明で有り、私の人生の宝物です。
そして、その意向は、現在も日本画第三研究室を主催する吉村誠司教授に引き継がれ、発展し、日本画の直系の精鋭の若手画家達とのコラボレーションが実現しました。
お陰様で私達オルドギアは他に類を見ない、日本画をモチーフとしたリノベ建築作品を創作出来る様に成りました。そしてこの一年間で北九州市内を中心に20件近くリリースすることができました。さり気なく玄関やリビングに掛っているこの日本画が、お客様の日常の暮らしに溶け込み、気に掛けることもなくなった時、私達オルドギアのリノベ建築作品は完成するのではないかと思っています。使用している日本画は、いずれも日本美術院の院展入選作品であり、更に巨匠の審美眼でセレクトされたものです。
これ等の原画は、技法等を手塚画伯から受けつぎ、絵具は「叡山双龍」と同様の岩絵具を使用しています。経年劣化も少なく、価値ある作品です。これらの作品もまた100年、500年、1000年と引き継がれて行く事を願っています。