こんにちは。杉です。
遅れて来た梅雨末期のような長雨の隙間を縫ってプロジェクトの進捗確認のため大分県竹田市へ。
この日は久しぶりに朝陽が差し込み現場行きを歓迎してくれているかのような気持ちの良い朝。
現場で飯盒炊爨(また写真を取り損ねましたので次回。必ずや。)するための水を汲みに通り道の熊本県産山村にある池山水源へ立ち寄り。
見ての通り川底まで透き通って見える水源地です。地元の方も来られていましたがこの水で飲む珈琲や炊く米は美味しいのだそう。
現場まで40分ほどありましたがもちろん飯盒にも補給。
久しぶりの現場ではガレージ横の栗木から毬栗が既に落ち始め季節の移ろいを感じずにはいられません。
トマト農園オーナーの新居は木工事が順調に進んでいます。
補強や断熱を中心に築後80年の家は新旧が融合し、新たなストーリーを刻むための姿が見え始めています。
地元の大工さんは宮大工が師匠ということで梁にもこんな加工が。
宮大工の技の一つで「眉」というのだそう。梁をシャープに見せるため左右から中心に向かって手鉋をかけています。見えるところにはなるべく釘やビスを使わない手作業、手仕込み匠の技。
ウッドショックの真っただ中で地元大分や熊本の建材に囲まれて80年前の梁や桁と融合するこのリノベーション邸宅は贅の極み。
リビングから見上げたところに見える二階の床桁と土壁は天然記念物ものです。
また南側の廊下部分には庭や宮崎県境の祖母・傾山を望む絶景カウンターCaféを新設中。
私の別荘になる気が勝手にしていて希望を盛り込みすぎ予算が膨らみ過ぎていますが、11月の完成へ向け駆け抜けたいと思います。
帰りにはいつものように施主の農園へ寄りトマトちゃん達の様子もチェック。
三反の広々ハウスは現場後に歩き回ると疲労倍増。ですがトマトの成長が疲れを吹き飛ばしてくれます。
行った日は市場への出荷翌日だったようで、収穫はお預けでしたが今後の成長も楽しみです。
通り雨はありましたが帰路まで天気が持ち阿蘇のカルデラや牧草地帯のきらめきを横目に日帰り弾丸出張は無事終了。
また次回ブログをお楽しみに!