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絵画の世界【by:Meg】

2020.09.18

こんにちは。たじまです。

現在門司区黄金町にて新築戸建の工事が進んでいますが、寝室の壁一面にArtctuary®クロスを計画しています。

Artctuary®のクロスは建築作品のタイトルやコンセプトをもとに、画家さんにイメージを膨らませて描いていただ

いた絵画をクロスに転写して日常生活の中に取込み、1点限定の建築作品としてArtのある暮らしを提案しています。

クロスに転写した原画もオーナー様(ご契約者様)にお渡しをしていますので原画とクロスの両方をお楽しみいた

だけます。

 

その特別なクロスを計画中の黄金町の戸建てのタイトルは「scarlet wink」です。

 

現地調査に行ったときの夕陽がとてもキレイで、門司のレトロな街並みに調和する色に「スカーレット」を選び、

主題にしました。

今回このイメージを元にArtctuary®の壁面を手掛けて下さるのが、佐久間仁さんです。佐久間さんは東京藝術大学で

日本画を専攻されていた方なのですが、国宝の絵巻の模写などごく限られた人にだけ許された専門的な絵画から、

これまでの日本画のイメージを払拭するような可愛らしい作品など画家やイラストレーターとしてだけでなく、専門

学校の講師と幅広く活躍されている方です。

ポートフォリオを拝見しましたが、心が静かになるような作品や、胸がきゅんとするような作品、哀愁が漂う作品など、

様々なジャンルを手掛けられていて、自分の世界を自由に表現できる技術がいくつもあってとっても羨ましいです。

また、作品のタイトルですが絵画をみているのに風がそよぎ、匂いがたちこめ、動き出すような感覚がして絵画の世界

に無知な私ですが、とても刺激を受けました。

私はこれまで、電線が素敵だと感じたことは一度もありません。しかし、佐久間さんの“one day”や“Lento”は電線が

素敵です!ぜひポートフォリオを覗いてみてください。

黄金町の新築もわずかなキーワードと内装のイメージだけで制作を快諾していただきました。

画家佐久間さんの考える「scarlet wink」がどんな世界なのか、どんな風に表現されるのかとっても楽しみです!

 

そして完成後に気に入っていただいた方のもとで素敵な色に交わり、日常生活の中にほんの少しの刺激を与える

そんな建築作品となるよう、現場は最終の仕上げ段階に入っています。

10月の公開まであと少し楽しみにお待ちいただければと思います。

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