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Born This Way 【by:YOKO】

2026.02.06

先月、12年ぶりにLADY GAGAのライブへ行ってきました。

今から18年ほど前、突然音楽シーンに現れた彼女に、強い衝撃を受けたのを覚えています。奇抜なファッション、キャッチーな音楽。当時はただただ、ポップスターとしてのかっこよさに惹かれていたのだと思います。気がつけば夢中になり、憧れの存在になっていました。

「この曲を聴くと、あの頃を思い出す」という感覚はありませんか。私にとって、人生に深く刻まれている一曲があります。

それがLADY GAGAの「Born This Way」です。

14年前のちょうど今頃、私自身の人生が大きく別の方向へ伸びていくような転換期にありました。同時に東日本大震災が発生し、希望と不安が入り混じる日々を過ごしていました。そんな時、この曲に込められた「今の自分が最高。他に道はない」というメッセージに背中を押され、“きっと大丈夫、信じて進もう”と、まっすぐに思うことができたのです。

時は流れ、彼女の活動はジャズや俳優業など多方面へと広がり、かつての奇抜さは少し落ち着きましたが、その分、より成熟した魅力を放つ存在になっていきました。

昨年、世界最大級のフェス「Coachella」でヘッドライナーを務めたステージは、まさに集大成とも言える圧巻の演出で、配信に釘付けになって観ていました。良い意味で、以前の様な奇抜さがさらに増したパフォーマンスに、「ああ、やっぱりGAGAだ」と心を掴まれました。同時に、「現地へ、アメリカへ、観に行けばよかった」と、後悔しました。もちろん現実的ではないと分かってはいますが、“行こうとさえ思わなかった自分”に悔しさを覚えたのです。

そんな気持ちでいた矢先、日本公演の開催が決定!先着販売のチケットはなかなか繋がりませんでしたが、震える指で何とか購入することができました。

ライブが終わった直後の正直な感想は、「私は今日いったい何を観たのだろう…?」

というのも、音楽ライブへ行ったはずなのにオペラ鑑賞しを、舞台の壮大なストーリーを追い、煌びやかなファッションショーに魅了され、そして大きなクラブ会場で踊り、異文化コミュニケーションの場で色々な方と交流したからです。全力のエンターテインメントが一つのステージに凝縮されていたのです。舞台演出、ダンサー、バンド、すべてが一流で、圧倒される時間でした。

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UNIVERSAL MUSIC JAPANより

「The MAYHEM Ball」26.6万人を愛と芸術で包み込んだ6日間完追!(オフィシャルレポート)https://www.universal-music.co.jp/lady-gaga/news/2026-02-02/

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会場には海外からのファンも多く、隣の席にはカナダから来たという方がいました。日本が好きで、そしてGAGAが好きだから頑張ってチケットを取ったのだと話してくれました。本格的なコスチュームで来場しているファンの姿も数多く見られ、その空間自体が一つの文化のようでした。

そして「Born This Way」のイントロが流れた瞬間、会場は大合唱に包まれました。

私は自然と涙が溢れ、隣のカナダの方も「Love you!」と泣き叫んでいました。それぞれがそれぞれの想いを胸に歌っている光景に、“きっと一人ひとりに、Born This Wayがあるのだ”と感じました。

ショービジネスの世界では、政治的発言や宗教、差別、スキャンダルなど、常にさまざまな話題がつきまといます。

それでも、そんな世界の中で自分自身と自分の音楽を貫き、発信し続ける強さ。そして彼女自身の経験から生まれる、マイノリティや弱い立場の人々へ向けた優しさをライブを通じて感じ取れた気がします。

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