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コレクションという小さな世界 【by:YOKO】

2025.10.09

昔から、私は物を集めるのが好きでした。

幼いころは、少女雑誌の付録や香り付きの小さなポケットティッシュに夢中でした。時にはクッキー缶にも心惹かれ、もったいなくて使えないまま大切にしまっていたものです。あの頃の私にとって、それらはただの「モノ」ではなく、小さな宝物でした。

大人になった今も、その収集癖は変わっていません。
漫画やフィギュア、特に「Q posket」シリーズはジャンルを問わず集めています。

そんな私が、いちばん長く集めているのが Coca-Colaのグッズ です。

学生時代、アメリカに滞在していたことがあり、当時お世話になったのが、熱心なCoca-Colaコレクターのご家庭でした。家中にアンティークのグッズが並び、そこだけ時が止まったかのような、古き良きアメリカの雰囲気に包まれていました。その空気感がとても心地よく、強く印象に残っています。

日本に帰ってからも、その思い出を手元に残したくて、Coca-Colaのグッズを少しずつ集め始めました。日本ではアンティークのものは高価でなかなか手が出ませんが、それでも見つけたときの嬉しさは格別です。ロゴが入っているものを見つけると、コツコツと自分なりに集めてきました。

そんな私のコレクションに、思いがけないかたちで光が当たる機会がありました。

先日、町上津役東のガレージハウスを販売するにあたり、物件写真の撮影に使う小物として「Coca-Colaのグッズを飾ってみませんか?」と声をかけていただいたのです。

正直、引っ越しを機に箱にしまったままになっていたコレクションたち。
まさかこんなかたちで、誰かの目に触れる日が来るとは思ってもみませんでした。

今回は壁にかけられるグッズを中心に、ほんの数点を持って行きましたが、それでも自分の「好き」が誰かに届くことが、とても嬉しく感じられました。

私が持っている物の中でも、特に気に入っているのが、このホーローの看板です。
縦横約90cmと、なかなかの存在感。玄関を開けると、真正面の壁にどーんと構えています。

よく「Coca-Colaの何がそんなに好きなの?」と聞かれます。
一言で表すのは難しいのですが、やはりあの赤の鮮やかさと、完璧とも言えるロゴのデザインが魅力なのだと思います。国や世代を越えて、多くの人を惹きつけ続けている唯一無二の存在です。

いつか、自分のコレクションをすべて飾れるような空間を持てたら──
そんな思いを胸に、またひとつ「好き」を見つけていこうと思っています。

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