こんにちは、浅野です。
先月の末に、東京藝術大学の卒業制作展を見に行かせていただきました。
今年は大学近くのホテルで一泊し、二日間ゆっくりと回ることができました。
そして去年に続いて山田雄貴先生、岩谷晃太先生、齋藤愛未先生と写真を撮っていただきました。いつも本当にありがとうございます。
今年も学生の皆様の熱量や技術、思いや物事に対する考え方にたくさんの刺激を受けました。
作品や表現の仕方ひとつひとつに個性があふれていて「人と同じものは作らない」という気持ちが強く感じられました。
またそういった個性が爆発している作品とは違い、伝統を丁寧に繊細に受け継いでいる作品もありました。
1日目には「国宝現状模写事業」の解説会に参加させていただきました。
実際に作者である皆さんの思いや苦労、技法を聞くと同じ作品も見え方が変わってきます
今回模写を担当された4名のうち一人の先生が、「空白」部分を描く難しさをお話しされていました。「『空白』であるけれども描かなければいけない。でも『空白』でなければいけない。」と仰っていて、改めて想像できないところに苦労があることを知りました。生まれ変わってもまねできません…
質問タイムでは、つっこんだ質問にも答えてくださりとても勉強になった貴重な時間でした。
また去年に続いて今年も見に来られてとても有難いです。
こうして受けたたくさんの刺激をエネルギーにして、今年も頑張りたいと思います。