こんにちは。杉です。
現在進行中のマンションリノベーションの現場実測に行ったときのこと。
現場監督の性格がとても厳しいのは承知の上でしたが玄関入ってすぐの張り紙から緊張感が漂います。
マンションリノベーションの場合は共同住宅ということもあって、どこの現場もそうですが共用部(廊下やエレベーター)の養生や管理組合、管理人さん、隣接住戸との調整、運搬車両の調整や職人さんの駐車場確保など現場監督も気を揉む場面が多々あります。
ちょうど解体工事が終わりこれから木工事というところで、訪問当日はたまたま職人さんが不在のタイミングでしたが釘や解体カスが少しも落ちておらず、清掃が行き届いたとても綺麗な現場でした。
経験上、清掃や整頓が行き届いた現場は仕上がりが美しいのは勿論のこと、現場監督の緊張感が常に現場に張られていて事故やケガが起きません。
解体され搬出を待つ大型ゴミたちが整然と並ぶ現場を見ると現場監督の性格でしょうが、私には真似できない職人魂です。
使う道具も整理され並んでいる順番にも理由が有る。そんな理路を感じる現場です。
帰り際にふとロフトに登ろうと梯子を触ったのですが、触感で私はすぐに職人魂に気が付きました。
「うん。滑らかすぎる。これは。」そう思い辺りを見渡すと、有りました。
ただのロフトの梯子。何もしなければ気付かない部位でも手間暇かけて一段一段、番手を細かく使い分けて滑らかな梯子に仕上げているではありませんか。
いつもどの現場でも忙しくしている現場監督や職人さんには面と向かって言う機会がありませんが、いつも現場を綺麗に仕上げていただき本当にありがとうございます。
OLDGEARは本当に現場想いの熱い職人さんに囲まれて、綺麗な建築作品が出来上がっているなと再認識させられた現場実測でした。