小学一年生の冬、私は体調を崩し3ケ月ほど入院したことがありました。幼い私は、自分自身の体のことはほとんど気にも留めておらず、「家に帰りたい」と強く思っていたことだけを今でも鮮明に覚えています。もちろんその中には家族の存在や懐かしい匂い、読みかけの本のことなど全てが詰まっていたのですが、小さな2LDKのアパートの家が私にとっては大きな存在だったのです。家に帰ることが出来た日の喜びに、何にも代えられない安心感に包まれました。
だから多分、私の中にはこのかけがえのない「家」という存在が強烈な印象で存在しています。もしかしたら、他の人より執着があるかもしれません。この温みだけに包まれたものは、今の私の中でも生き続きています。
今、こうして、リノベーションを通して暮らしをご提案させていただいていますが、家はどんな形であろうとも、きっと誰かにとってかけがえのない存在であり、陽だまりの幸福です。賃貸でも持家でもマンションでも一戸建てでも。
この年末、美しい建築や自然を4日間に渡りみてまわりました。美味しいご馳走もたくさんいただき、家事からも解放されました。
それでも、家に帰った時、「家が一番やね」と家族で笑い合い、それがとても幸せでした✨
私たちオルドギアは、あなたの暮らしを彩るお手伝いができたらとても幸せです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。