こんにちは、杉です。
先日、世界を舞台に活躍されているアーティストの沼田愛実先生が地元で初の個展を開かれるとの知らせを聞き、お邪魔してきました。
滅多に直接お会いできない画壇の偉才が「地元」で「初」個展とのことでしたので、弊社代表と弊社designerの浅野とお邪魔してきました。
会場となっていた「藍場川の家」は沼田愛実先生も「いつかここで個展を開きたい」と思っていたとのことで、雰囲気抜群のギャラリーカフェ。
今回の個展は全て水彩画の展示。大学院で専攻されていた油画と同一作者とは思えないほどの雰囲気の違う世界観と絵の魅力に引き込まれました。我々が訪れた時には展示作品のほとんどが成約済みとなっていました。
沼田先生とコラボレーションして保育園へ寄贈したArtctuaryプロジェクトのご紹介もして頂いており嬉しい限りでした。
またとない機会でしたので先生と個別に記念撮影。(何度も快く応じて頂き本当にありがとうございました。)
個展の世界観と観覧後に食したお芋ケーキ&ジンジャーティーだけでも幸せな気分でしたが、この日は我々とって更なるスペシャルギフトが。
まだ私も現物を見たことが無かったのですが、沼田先生の専攻されていた油画作品を複数点、直接見られることに。
ウキウキしながら先生の工房へ移動。そして圧巻の作品群を目の当たりにして言葉を失いました。
ストイックという言葉では足らないほど、先生の書き込んでいらっしゃる表現量、内容は息を吞みます。
ジャンルは違えど新しいものを生み出すときの、その閃きやチョイスはどんなものなのだろう。どんなスパイスを散りばめているんだろう。と細部まで気になります。
長時間にわたり生解説、そして貴重な絵画を多数見せていただき本当にありがとうございました。
これまでにArtctuaryプロジェクトを通してコラボレーションした住宅では沼田先生の世界がそこでお住まいの方と共に息づいています。
原画と壁面や天井面が世界で1対しかないものとして存在している事実。そこで生活をする家族や保育園児たちが何を感じどう受け取るかはわかりません。
その壁面や天井面のその向こう側に広がる物語、夢の中へ誘われる人がいるとしたら。夢の中に出てきたら。
画に込めた想いを直接聞いた今日はなおさら、Artctuaryが装丁された家の存在意義をなんども思い返しました。
今後もプロジェクト当事者として、いちファンとして、沼田愛実ワールドに引き込まれ続けたいと思います。