その敷地内から夏と秋が入れ替わる便りが届きましたのでご紹介。
九重連山、祖母傾山系や水源など豊かな自然に囲まれる立地は本当に羨ましい限り。
私がミュージシャン時代に苦楽を共にした戦友は、道は違えど彼の好きな道で修行を積み、更なる高みを目指して奮闘しています。薄皮の美味しいトマトを追求するこだわりの姿は、ジャンルは違っても変態仲間には変わりありません。
広大な敷地、豊かな自然環境に囲まれ、時に自然と対峙しながら仕事・生活をする彼が、私にとっては「真の豊かさとは何か」という問いかけを身近にしてくれる大切な存在。(もちろん会えば車や趣味の話で馬鹿笑いがほとんどですが)
住まい という人類と切っても切れない存在をプロデュースする我々にとっては、自然とのバランスや自然環境から享受することのできる豊かさ、まちなかでも五感を刺激するもの、お金では買えない価値などを見つめることはとても大切だと考えます。
特に近年は世界中で木材の価値を見直す動きが多く見られます。
そんな中で今回の古民家では戦前から使われている一本丸太や現在では手に入らない黒柿などの銘木がふんだんに使われていました。
それらが当たり前にある状況と向き合い、そこに住む家族を想像し、新旧材料や工法の違いをいかに融合させるか。プロジェクトに携わる中で建物から問いかけられる数々の問題と向き合っていく中で,、私自身もたくさんの学びを得ることができました。
企画、設計、一部施工までドップリ浸かった本プロジェクトの様子はたくさんご紹介したいのですが、本プロジェクトを含めて月末のコンペや雑誌掲載の入稿期限に追われてますので、また改めてご紹介したいと思います。
施主、施工、撮影、携わった全てのメンバーがこだわり過ぎの濃いメンバーばかりで、工期が長く思い出が有り過ぎて、記事がまとめきれません。。。。