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作り手物語~産学連携プロジェクト誕生~【by:一美】

2022.05.28

産学連携プロジェクトを始動して10年目を迎えます。
当時の私たちの再販事業といえば、今ほどのリノベーションとまではいかない、改修リフォームを主軸にしていました。
世の中に「リノベーション」という概念が根付き始め、リノベ団体や法人の活動が活況になり始めたころと記憶しています。
当時の再販責任者と私は、「何か中古不動産に斬新で他にない魅力をつけれないか」と様々な企画を練っては、破っていました。

私たちは40年、再生不動産事業に力を入れてきました。
リノベーションの魅力は、多くの新築と違い、目の前にある1邸に力を注ぎこめることです。規格化されたものではなく、世界に1つのオートクチュールが可能ということです。

コストや工期を考えると、インダストリアルテイスト、ナチュラルテイストなどリノベーションも規格化は出来ます。

けれども、私たちは私たち企業の魅力を自負してるつもりです。わくわくすること、そして住まい手の暮らしがより豊かになること。
こなれたデザインではなく、柔らかくて、新しくて、素直なデザインはどこで生まれるのだろう。
そういう、単純な思いつきもあって、建築家を育てる学校、つまり「大学」に行きついたのです。

色んな思いを胸に、緊張しながらコネクションなしで大学にアポイントととったのを今でも思い出します。

そこで、手を挙げて頂いたのが九州産業大学芸術学部生活環境デザイン学科の安齋哲教授でした。
これが、私たちの産学連携プロジェクトの始まりです。

安齋先生は、一級建築士であり照明士であり、ヨーロッパで多くのキャリアを積まれ、空間デザイナーとしてご活躍されています。
特に「あかり」がご専門で、世界ブランドの店舗照明や行政の街づくりなどで作品を発表されています。
先生が設計された照明計画の空間に触れたとき、一瞬にして、その魅力に惹きつけられるはずです。
私たちがそうであったように。

産学連携プロジェクトは大きく2つの柱でなっています。
学生設計のプレゼンで勝ち抜いた設計をベースに教授監修のもと空間を作り上げるものと、教授主導でデザイン設計をし空間を作り上げるものです。

学生設計の場合は、とても斬新なアイデアが出てきますので面白い作品ができあがります。教授主導の場合は、洗練された高度なデザインができあがります。
どちらも考えに考え抜いた魅力的な空間であることは言うまでもありません。


現在は、「九州産業大学」「西日本工業大学」の2校と連携し、学び×実践の場として累計24プロジェクトで建築作品を誕生させています。

●現在販売中の産学連携プロジェクト建築作品 ※最新の販売状況はこちらから♡

◎Concept〈フレーム・ハウス〉九州産業大学芸術学部生活環境デザイン学科 安齋哲研究室
◎Concept〈変化に寄り添う部屋〉西日本工業大学デザイン学部建築学科 三笠友洋研究室
◎Concept〈ゆるく束ねて、ゆくくほどいて〉西日本工業大学デザイン学部建築学科 三笠友洋研究室
◎Concept〈ハコ・ハウス〉九州産業大学芸術学部生活環境デザイン学科 安齋哲研究室

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