廊下にそびえるステンレスの壁。扉を潜ると灰色と硝子が織りなすしっとりとした、落ち着いた空間。色のない空間に仕上げることで、そこに住む住人が空間を染められるように無機質に仕上げました。無垢材、ステンレス、MORTEX、ガラス、鏡、様々な素材感が日々の暮らしに贅沢さを演出してくれる様に各所に散りばめました。無機質でありながらも、帰宅が毎日楽しみになる様なそんな魅力的な空間を目指しました。

本邸の所在するエリアは、半径1.5キロ圏内にJR駅舎、役所、公園、総合病院、図書館、大学、ショッピングモールなど生活に密着した施設が集まっています。地の利に優れているだけでなく、メイン道路から一筋入った住宅街に立地しているので街中の喧騒からは離れ、小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも安心してお住まい頂ける環境です。南・東・西側に開口を持つ本邸は９３平米という広さもあり、解放感があります。特にリビングのメインバルコニーからは遠くの景色まで見渡すことが出来、真っ赤な若戸大橋や山を望めるのは贅沢な日常です。夏の一大お祭り「戸畑祇園大山笠」はユネスコ無形文化遺産にも登録されており、歴史と文化、情熱を背負い街中が熱く盛り上がります。

また、本マンションの管理組合員同士のコミュニティーがとても良好であるのが印象的で長期に渡りしかっりと資産管理（大規模修繕など）を行っていこう姿勢が、将来価値を守る一つだと感じています。

Collaborationした建築作家は、IG Design 入門宏樹氏です。入門氏の武器はガラス施工（加工）の技術と金属、MORTＥXの新素材のMixingです。派手な装飾ではなく、ただただシンプルであるが洗練されたデザインを多く発表されています。明と暗、もしくはonとOffといったような、ニュアンスを素材を使って表現され、これからのリノベ業界を担う若き気鋭です。

コンセプトは「鋼壁と灰色と硝子」です。

贅沢なステンレスの壁とその一体となった扉。キッチンは微妙な変化のある灰色のMORTEX。リビングと一部屋を分けた美しいFIXガラス。空間の凛とした佇まいは、高度な技術の結集です。

シンプルで、美しい。その存在感をご覧ください。