〈メッセージ by 髙田敏彦 〉

田んぼ（田舎）とマンション（街）が共存する珍しいエリア。子供の頃、田んぼで楽しくオタマジャクシを採って遊んだ記憶がよみがえってくる。

そんな「田舎＆街」を創造し、家族の絆がリビングで繋がる空間に。アウトベーシンスタイルを採用し、玄関を開けると明るく広々空間が広がる開放的な空間の出来上がりです。

〈メッセージ by IGDesign　洞拓也氏〉

本物件は住宅街でありながら畑や田んぼが点在し街から離れたのどかな場所に位置します。
そんな立地だからこそ『écru』と言うデザインコンセプトに決めました。

自然のままと言う意味を持つ言葉の通り、足しすぎず、削りすぎることのない空間を創りました。

リノベーション前は玄関を開けてすぐに壁があり閉鎖的でした。
今回、リビングと玄関を繋げる事で外に広がる空をドアを開けてすぐに手にすることが出来ました。

また、アウトベーシンスタイルという選択は閉鎖的になりやすい洗面所を敢えてリビングに配置することで閉塞感を取り除くと共に、帰宅後すぐに手を洗えると言う機能性も提供すると思います。

テレビ台と洗面台、それを支える壁を同じ素材のモールテックスで造ることにより統一性を持たせ、壁を一つのインテリアとする事でアウトベーシンスタイルと言う選択も成立するのではないかと考えました。