街なか趣味家の「君まち舎」をリリースいたしました。建築地となるエリアは、北九州市の官庁街であるエリアに隣接しています。近隣は分譲マンションが林立し、生活環境は整備され良好です。本建築作品は、希少性のある戸建住宅です。小さな子供さんのいる家族や、ペットがいる家庭、車を趣味としている方などに対応できる間取りとなっています。

今回のプロジェクトは、日本画家の齋藤愛未氏と「Artctuary®」でコラボします。空間デザイナーのたじまめぐみが絵画の魅力を引き出し、美の空間を追求してインテリア、照明をプランニングいたしました。

次世代の住居の在り方を提案する、一点限定の「君まち舎」でどのような生活がはじまるのか楽しみです。

南小倉駅で緊張した面持ちで試験勉強をしながら電車を待つ学生。足元に置いた大きなカバンに話が弾む老夫婦。一つの駅を介して変化する対比的な心理状態が交錯する様が面白く、デザインの着想の起点となりました。
家を駅舎に見立て、様々な想いを抱いて人が集まる 『君まち舎（きみまちや）』 は見送りや出発、到着の駅と様々な側面をもちます。外から見る風景の一部、駅舎から見る外の風景。外の私と、中の私といった多角的な側面を変換してデザインをしました。

画家の齋藤愛未氏とのコレボレーションにより描いていただいた 『帰燕（きえん）』 は、しあわせ運ぶツバメが家族の繁栄を願った作品となりました。

家族みんなが安心できる“すみか”となるよう共に願いを込めています。

画家／齋藤 愛未 Manami Saito
題名『帰燕』
画材　岩絵の具、膠、金箔

〈メッセージ 〉
春に渡ってきた燕が、夏の間に雛をかえし、秋には群れをなして南方へ帰ってゆく。安全な場所があるから羽を休められ、また飛ぶことができる。燕と人を重ねて表現した２枚1組の作品。

【 経　歴 】
1992年　埼玉県生まれ
2018年　東京藝術大学 美術学部絵画科 日本画専攻 卒業
2020年　東京藝術大学大学院 美術研究科 修士課程絵画専攻 修了
2021年　東京藝術大学大学院 美術研究科 博士後期課程美術専攻日本画研究領域 在学
現在   　 日本美術院 院友

【 受賞歴、他 】
2018年　福知山市 佐藤太清公募美術展 板橋区長賞
2020年　ギオン芸術スポーツ振興財団 第3回奨学生
2020年　信貴山縁起絵巻現状模写　大学美術館買い上げ
 

Artctuary®は『絵画×暮らし』をコンセプトに、空間にアートを融合させたものです。
今回は画家の齋藤愛未氏とのコラボレーションが実現し、君まち舎のためだけに制作された絵画タイトル「帰燕（きえん）」は特殊技術の高解像度スキャンによって2面にわたる階段室のオリジナル壁紙として、
絵画と壁紙が対となった世界でひとつだけのArtctuary®が誕生しました。日常の中に豊かな絵画の世界を展開し、ゆとりある生活をご提案します。

※Artctuary®はOLDGEARの登録商標です。