産学連携プロジェクトIndustry-Academia Collab.

【第17弾 vol.3 】木工事、竣工、照明調整、学生先行内覧/九州産業大学 安齋研究室

2017.06.08

  • 第17弾「Wood Wall House」

杉です。産学連携プロジェクト第17弾は順調に工事が進み 先日、無事に完成を迎えました。初回内覧時はこんな内部でしたが・・・・

完成!

もちろん完成して終わりではなく産学連携プロジェクトはここからが本番。照明士の安齋先生がチョイスした照明器具やインテリアの再調整、学生との現地完成内覧や今回は大学の授業の一環として後日講義が現地現物で行われる予定です。

つい先日、先生との照明調整及び第1回目の学生内覧に立ち会ってきました。大学からは2年生4名がリノベーション完成作品内で先生の特別解説講義を受講。(もちろんカメラを回す私もみっちり約90分間 先生のこだわりを堪能しました。)

学生はいつもの座学とは違う現場研修に聞き入っている様子。先生の狙いやコンセプトを1つずつ確認していきます。

また先生から頂くドローイングやパースは海外デザイナーとの打ち合わせ経験を経て辿り着いた合理的、かつこだわりを全て手書きで反映させた図面になっているとのことでいつも初回提案で資料12~13枚を頂いた後は、現場の取り合いで完成まで辿り着ける髄の詰まった資料となっています。

何度見ても改装前にこの画が想像できるのはため息もので現場打合せの際にも視覚的に体感的に仕様確認が出来ます。

これに色彩がプラスされ、遠近感をぼかしながらも各部屋を行き来する壁やゲートを設けることで、平米数以上の広がりを感じられる室内設計。さらには照明の重心(間接照明によって床面が明るいのか、天井面が明るいのかなど)が各部屋によって違い、住人の趣味や癒しの時間をどこに持ってくるのかが計算された照明計画。住人の生活パターンや様々なシチュエーションを想像しながらの照明計画やインテリアデザインは毎回毎回が勉強になります。

 

先生との打合せ後、、、、、、、、、

玄関ドアを開けると、北九州を代表する「清張通り」へのクロスロードが夕陽で赤く染まり街路樹と相まって、ロンドンやニューヨークのアパートメントドアを開けた気持ちになりました。

本建築作品のオーナーになる方も四季折々のサンセットを この街中のクロスロードと重ね合わせ、この玄関から眺めるのかなぁ・・・なんて想像をしながら贅沢なリノベーション邸宅を自画自賛した私でした。

大学研究室の知見と建築作家の匠の技と情熱、我々の不動産選球眼が融合した贅沢な建築作品を皆様も是非、直接ご覧下さい(^^)!

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