こんにちは。一美です。
リノベーション着工前の関門が来ました。見たくないけど見なくてはいけないアレです。
えぇ、「見積り」という難関です。
私たちOLDGEARは、ご存知の通り「Ready-made Renovation」の建築作品を皆さまにご提案しています。レディメードと聞くと、既製品の大量生産をイメージしますが、私たちは「一点もの」という価値を付けて、「一点もののReady-made Renovation」を創作して販売しています。オーダーメードと大きく違う事は、総トータルの金額が見えることと、リーズナブルな金額でリノベ作品を提供出来るということです。(この件を語るとソート―長くなるので、また次の機会に♡)
と、いうわけでリノベーションの総工費は大変重要なわけで、「コンセプト」と「見積り」の狭間で、幾度となく天を仰いでは胸の高鳴りを抑えきれなくなり、電卓を弾いては見積り凝視し、と繰り返します。
そして今回、給水管のほとんどが厄介なことに床のスラブ(コンクリート)に埋設されていました。新規布設するには新しい経路を確保しなければなりませんでした。そのため、見えないところに費用が掛かります。
数十ページにも及ぶ見積りを一つ一つ、安齋先生と現場監督と確認し、コンセプトを崩いしていないか考えていきます。私が心に誓っていることは「中途半端なことはしない」ということです。妥協は嫌ですが、考えないことはもっと嫌いです。
今回のコンセプトは「あなぐら・ハウス」です。最大の見せ場は、梁型を利用し、斜めに羽を付けたようなシナベニヤのデザインと、安齋先生が手掛ける照明デザインです。この梁型にシナベニヤを斜めに造作するのが何とも手仕事が増えるようで・・・。相談の上、今回はダイニングリビングとその続きの部屋の空間のみをシナベニヤ貼りとすることでまとまりました。(施工でご協力頂いた有限会社クラフト様ありがとうございますm(__)m)
何とか見積りも突破しました。さぁ、ここまで来たら早いですよ!解体スタートです!