北九州市戸畑区内に建築中であった木造3階建てのガレージハウス「街なか趣味家～trussion」が竣工いたしました。建物外観はシンプルブラックを色調としています。コーナーの朱のエッジが全体を引き締めており、空間デザイナーMegのセンスが引き立ちます。又、彼女は夜間、室内からもれてくる灯、ベランダの照明の効果も考慮し照明設計をしています。

嬉しいことに完成前に購入予約が入り、完了検査の合格を待って売買契約を締結することができました。新オーナーは若いカーマニアの方で設計意図を充分理解していただいているので、私はとても幸せです。この度、新オーナーの承諾を得て、ホームページに画像をアップさせていただくことになりました。フォトグラファーが被写体の魅力を引き出すショットはやはり素晴らしいですね。

ギャラリー室から窓越しに見るパールホワイトのTOYOTA86は、ライトアップされ、安住の場所を見出したようです。新オーナーはギャラリー室でリモートワークをしながら、まるで恋人に対するように日々、愛おしい想いを募らせることになるでしょう。

リビングルームの若戸大橋をイメージした真っ赤な「トラス」の造形美は、シンプルをモチーフとした空間デザインの中にあって、思わずハッと息を呑む美しさを演出しています。制作していただいた「株式会社鎚絵」様はアイアンを使ったアートの世界では、日本屈指の工房であり、私達OLDGEARは初コラボさせていただきました。空間デザイナーMegのこだわりに丁寧に対応していただき深く感謝しています。

北九州市内においては、3階建てのガレージハウスは希少であり、又、見通しの良い通りに面していますので、本作品の存在は街並みに新感覚のアクセントをもたらすことでしょう。

それにしても、夜帰宅時に静かに電動シャッターが上がり、ガレージというスポットライトに照らされたステージに愛車を入れる感動は、カーマニアの憧れです。私こと、ジイチャンはついついジェラシーの虜になってしまいそうです。