「2019北九州SDGs未来都市アワードSDGs賞」の受賞記念として企画したArtctuary®project」の壁画クロスの寄贈先が決まりました。今回のようなprojectは前例がないので寄贈先探しはかなり苦労するのではないかと覚悟していましたが、各関係者のご尽力により、私達が第一希望としていた保育園にご縁をいただきました。現在、北九州市小倉南区に建築中の園舎で、しかもうれしいことに、2.0m×6.5mの大壁面を提案していただきました。完成すれば、これから園舎がある限り、「Artctuary®」は、園児と日々共に成長していくことでしょう。
今後は、園舎の完成スケジュールが決まっていますので、私達も制作時間との戦いになると思います。制作費用については、時間が許せば、クラウドファンドを利用したいと考えています。そうすれば、より多くの人達にこの「Artctuary®project」を知ってもらう機会も増えるメリットもあると思っています。
絵画の制作については、洋画家の沼田愛実氏にオファーしたらとても興味を示され、快諾していただくことが出来ました。彼女は本分である具象画のみならず、絵本画そしてフレスコ画と、その意欲と情熱はとどまることがありません。拡大転写するとはいえ、原画はかなりの大作となりますので、彼女の多忙なスケジュールの中、精神的、肉体的にハードになるのではないかと少々心配です。
私達OLDGEARのスタッフ達は、新しい分野のプロデュースに張りきっています。沼田愛実氏の素晴らしい美の世界が、大壁面に展開できるなんて想像しただけで胸が熱くなります。
感受性豊かな幼い園児たちが、日常的にそこにあるものとして、美あるいは芸術を気にも留めずに育っていく環境は、素晴らしい未来を約束する第一歩になると思っています。
少年少女になったある日突然、壁画クロスに秘められたアーティストの美意識と慈愛に出会うことになるでしょう。そしてさらに想いを重ねたときに、私達OLDGEARの企業理念に行きついてくれる方もいることでしょう。
未来に思いを馳せると、心がうきうきしてしまいます。あらためて、この「Artctuary®project」の実現にご尽力していただいた方々に深く感謝いたします。