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新春「あとは、風まかせ」リノベ芸術建築作品リリース

2026.01.30

先日、北九州市小倉南区山手にて工事中であったリノベ芸術建築作品
「あとは、風まかせ」 が完成し、素敵な画像が手元に届きました。

原石であったこのマンションは、所有者の方をはじめ、多くの方々のご協力を得て、ひとつの建築作品へと昇華しました。
私事ではありますが、COELA HIDE は、新しい物語が始まる瞬間に立ち会えることを、とても嬉しく思っています。

私は、この原石マンションの不動産としての魅力、そして資産価値は、下記にあると考えています。
立地や住宅環境が良好であることは、もはや前提条件に過ぎません。

・世帯数約60戸の中規模マンションであり、管理等において一棟の住民の合意が形成されやすいこと
・北九州市小倉南区内でも、誰もが認める文教地区に所在していること
・敷地内に専用駐車場が確保されていること
・専有面積80㎡以上の角住戸であること
・1階部分でありながら、景観・眺望に優れていること
・階下に気を遣うことなく、子どもたちを闊達に遊ばせることができること
・管理組合の承諾を得れば、ペットの飼育が可能であること

その他にも数多くの要因がありますが、ここでは余白として残します。

デザインおよびプロデュースは KAZUMI。
この原石マンションは、元々使用されている部材がとても良質でした。彼女はそれらを活かしてリノベーションすることで、原石が新たな価値と魅力を得られると直感したようです。

その上で彼女は、日本画家・中野貴文先生の日本画 「anemos」 をモチーフに、造作・デザインを行いました。

中野貴文先生Instagramhttps://www.instagram.com/nakano_takafumi/

「anemos」は、静かに時を刻み始めます。
やがてヴィンテージ感に磨きがかかり、家族の物語が刻まれ、より深みのある生活空間を形成していくでしょう。
それはもはや経年ではなく、記憶そのものです。

「anemos」とは、ラテン語で「風」を意味するそうです。
花のアネモネも、ここから連想された名称だと聞きました。
私はこの「anemos」という言葉がとても気に入っています。中野先生が作品を公開された時から、ぜひ原画で観たいと思っていました。願わくば自宅の玄関に掛け、「行ってきます」「ただいま」と挨拶できたら、毎日がもっと楽しくなるだろう——そんな夢想さえしていました。

実は現在、自宅の玄関の壁には、青木乃里子先生の「アネモネの花」のデジタルリトグラフを掛けて楽しんでいます。
この「anemos」と「アネモネの花」で、潜在意識がどこかでリンクしているのかもしれません。

私は幸運なことに、毎年20点ほどのエグゼクティブアーティストたちの日本画作品を、作家の気配が残る距離で鑑賞する機会を得ています。
美術館で観るのとはまた違う感覚です。
彼らの日本画は、決して見飽きることがありません。
時に、どこかに筆の迷いはないかと下卑た心で探してしまうこともありますが、見れば見るほど画家の世界に引き込まれ、虜になってしまいます。
すべてを常に身近に置いておきたい——そんな余韻が後に残ります。

今回、プロデューサーKAZUMIが手がけたリノベ芸術建築作品「あとは風まかせ」は、文教地区という、この地が永く守ってきた価値観を確かに受け継いでいます。
住まいを選ぶという現実の中で、最後に人の心を決めるのは、理屈よりも夢と安心なのかもしれません。
ここに住まわれるご家族の姿を思い浮かべながら、間取りやデザインを決定しました。

KAZUMIがモチーフとした玄関に掛けられた「anemos」から、風は室内へと流れ込みます。
少女であれば、この乙女に憧れ、自然とそのように育っていくでしょう。
少年であれば、ある日突然、この乙女に恋をするかもしれません。
 

奥様は、その佇まいに美の女神を見出すでしょう。
ご主人様は……これは難題だ。よう解らん。

これからここで暮らす新たなご家族の時間に、
「幸運の女神様がそっと運ぶ、アネモネの風」 が寄り添うことを願っています。
それが叶えば、中野先生、プロデューサーKAZUMI、そしてオルドギアにとっても、これ以上ない誉れとなるでしょう。

私事、COELA HIDEは、
「この乙女」への老いらくの恋が、夢想から寓話へ、さらに深い迷路へと入り込む前に、
このあたりで筆を置きます。

とても素晴らしい、「世界にひとつ」 のリノベ芸術建築作品となっています。
オープンハウスには、ぜひお越しください。
そこには、画像では捉えきれない風が、確かに吹いています。

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