シェイクスピア、モーツァルト、ピカソ、アインシュタインなど、人類の文化や多くの技術革新で歴史を形成してきた偉人たちのひらめきの瞬間は、どのような状況だったのか、とても興味をそそります。
私の好きなユーミンは、どんな環境下であの素敵な詩やメロディーが心に降りてきたのでしょうか?
明菜の、当時としてはとても刺激的なヒット曲の作詞作曲、そして彼女の魅力を際立たせるためのステージ衣装や振り付けなどの最終段階で、「これで行こう!」とプロデューサーが決定を下した瞬間は、どんなものだったのでしょうか?
私たちオルドギアがお世話になっていて、バズり始めた日本画の画家たちの個性あふれる作品の発想の過程はどのようなものなのでしょうか。
身近なところでは、私の自慢のプロデューサーやデザイナーたちは、リノベ建築作品の間取りや仕様、デザインをいつ発想しているのでしょうか?
プロデューサーTAKADAは、ファンや顧客様にモテモテの人気者。たえず電話やアポイントで飛び回っており、デスクを温める暇がないほどです。子煩悩な彼は家庭でもモテモテで、玄関ドアを開けると同時に子どもたちが飛びついてくるそうです。特にポケットなどにチョコレートを忍ばせていると、一気にモンスターに変身するとのこと。
彼の担当する作品は気品と風格を備え今なお進化し続けていますが、いつ発想しているのか実は彼に聞いたことがありません。彼のプライベートな時間は毎朝のランニングの時間だけみたいですから……もしかしたらその時が創作の時間?
プロデューサーのSuggieは、「魂は細部に宿る」の見本のような“こだわり”のデザイナーです。ある時、その真髄を彼の自宅のアトリエ、あるいは研究室と呼ぶべき空間で見せてくれました。創作中の大型模型のパーツがそこら中に散らばっていて、私にはどこがどうなっているのか分かりませんでしたが、完成には何ら支障はないとのこと。彼の緻密な頭脳の内部を垣間見ることができました。
まさか深夜まで研究室でデザインに没頭し、プリントアウトした図面にくるまってそのまま……熟睡?
歴史を動かした偉人たちのひらめきの瞬間。
現代のアーティストが作品を生み出す静寂の時間。
そして、私たちオルドギアのデザイナーやプロデューサーが発想を得る瞬間——。
そのすべてに共通しているのは、“情熱と直感”の融合かもしれません。
彼らの創作に対する情熱に接していると、ブランド形成の原点に立ち会っているような気がします。
ビジネスを通じて出会った多くの方々の、彼らに対するご厚意は感謝を通り越して、もはや「不可思議の領域」です。
私こと「COELA HIDE」の頭脳では“妄想の領域”でしかなかったことが、次々と現実になってきています。
これからも、彼らが「オルドギア」のブランドをもっともっと面白くしてくれることを期待しています。
