代表者ブログRepresentative Blog

不動産の高騰で思う事

2025.10.03

近年、住宅資材の高騰により、新築戸建やマンションの販売価格が全国的に上昇しています。それでも、円安の影響で海外の不動産相場からすれば割安感があるみたいです。
当然ながら新築だけでなく、既存の戸建・マンションの価格も高騰しています。当社の主力営業エリアでもある北九州市内の小倉北区、福岡市内の中央区、博多区等の人気エリアの実勢価格は、この5年程で高騰しました。思わず石油ショックを思い出してしまいました。あの時は、メディアが国民の不安を煽るような報道をしてしまい、社会がパニックを引き起こしてしまいました。

今後もしばらく住宅資材の高騰が続くと予想され、住宅価格の上昇もすぐには収まりそうにもありません。一方で、郊外の土地取引価格は頭打ちになったと実感しています。また人口減少が進むにつれて、今後住宅は供給過多になると思われます。だからこそ、これからは住宅購入する上では、「稀少性」が重要なキーワードになると考えています。

また、無理をしてまで東京都内エリアの高額マンションを購入し、居住する必要がどれほどあるのか疑問に感じます。地方都市の住民から見ると、東京の都市機能は限界が近づいているように思えます。
また、先日発表された「いつでも起こり得る巨大地震」の発生確率は、恐怖そのもので、これらを機に都市から地方への移住が加速することでしょう。個人的には遷都の具体的計画が始まることを期待します。何十万人の国民のいのちが奪われた場合、政府はどのように責任を取るのでしょうか。

とは言え、暗い話ばかりではありません。
今から4年~5年前、あるいはそれ以前に好立地の新築・既存を問わずに住宅購入を決断されたご家族は、現在明らかに資産価値が上昇していますので、老後の資金の心配も軽減し、日々の暮らしに余裕を感じられているのではないでしょうか。
また、何らかの理由で自宅等を売却された方たちは、ローン残債を支払っても手元に残った金額の多さに、内心驚かれておられるでしょう。

今後は、立地の良い中古の戸建・マンションを購入してリノベーションする方々が、益々増えてくると予測しています。

たとえば、北九州市内であれば、専有面積80㎡クラスの好立地の中古マンションが比較的安価で購入できます。
中でも特に住宅公社の分譲マンションは利便性が良く、広大な敷地内には公園や駐車場も完備しています。築40年前後の建物は、プロの目からみてもビンテージ感に溢れ、非常に魅力的です。
それをスケルトンリノベーションし、リゾートホテルや五つ星ホテルのような間取り・仕様に作り替え、日常の生活を満喫すれば、豊かな人生の意義を見いだせると思います。

色々と心配するより、今ある幸運を大切にし、老後のことなど過度に心配しすぎず、貯蓄もほどほどにして、家族や自分自身へのご褒美として上手にお金を使う方が、人生をより豊かにするのではないでしょうか。
あるいは、余剰資金を元手に一念発起して、これまで積み重ねてきたスキルを活かして、永年の夢を実現するために起業しては如何でしょうか。意外と人生は短いですよ。

偉そうなことを言う私は、げんざい終活の真っ只中ですが、未だに我が身にまとわりつく煩悩を振り払うことが出来ません。
それでも夢を追い続け、毎日出社するのが楽しみです。
ただ、スタッフ達からは老人性痴呆症を疑われているようですが…(笑)。

  • Facebookでシェア
  • LINEで送る