休日になると時々私はリフレッシュのため、山陰方面をドライブします。山口県は明治維新以来、多くの偉人や大臣を輩出してきた土地柄だからでしょうか、道路事情がとても良好です。
さらに、公共の建物や「道の駅」までもがお洒落なデザインで、豊かさとゆとりを感じさせます。今の時期、緑の中を疾走しながら、日本海に沈む夕日を楽しむドライブが私の楽しみです。
時には角島大橋に立ち寄り、萩市まで足を延ばすこともあります。そして帰り道、ひと息つきたいと思う時に立ち寄るのが、「ZERO CAFE」という素敵なカフェです。
純白を基調としたシンプルな建物には、随所にオーナーのこだわりが感じられます。店名の「ZERO CAFE」も、発想が斬新で素晴らしい!ぜひ一度、その名前の意味を紐解いてみてください。
この「ZERO CAFE」から見渡せる「土井ヶ浜」のロケーションは、まさに絶景です。真夏のコバルトブルーの海とブルースカイ、純白の砂浜、そして左手から延びた岬のグリーン。それぞれの色が絶妙なコントラストを描いています。
オーナーによると、海と空が一体となる瞬間があるそうです。その瞬間や、夕焼けを眺めながらいただくこだわりのコーヒーとレモンケーキの相性は抜群です。
海風を感じながらテラスで愛をささやく若者たちは、きっとラブストーリーを紡いでいるのでしょう。私、「COELA HIDE」もまた、若かりし日々を追憶していました。
先日も、「ZERO CAFE」のテラスでさまざまな楽しいことを夢想しながらくつろいでいるとき、Instagramで日本画家「NOTO Maria」先生の海をモチーフにした作品を見ていました。
ふとした瞬間に、先生が表現しようとしている“美”の魅力を理解した気がして、絵画と現実の風景がシンクロしたような気分になりました。
先生の日本画の世界には、真夏の暑さの中にも爽やかなブルーの清風を感じます。
そんな感覚から思わず、先生の夏の海をモチーフにした作品を活かして、いつの日か「ZERO CAFE」のような建築や店舗デザインに取り組んでみたいという思いにとらわれました。
「NOTO Maria」先生は、私たちのオフィス内でも常に話題となっています。その影響もあってか、あまり深く考えずに”先生の作品をこの「ZERO CAFE」の紹介ブログ」で使用させていただきたい”と打診したところ、多くの作品の中からこちらの作品の使用許可をいただきました。とても嬉しいです。ありがとうございます。
そして、今年中には「NOTO Maria」先生の日本画40号の大作を使用したリノベーション芸術建築作品とのコラボレーションを予定しています。
先生の詳しいご紹介については、そのプロジェクトが具体的に形になってから改めていたしますので、どうぞもう少しだけ楽しみにお待ちください。
「土井ヶ浜」と「ZERO CAFE」には、真夏の季節と「 NOTO Maria」先生の日本画がとてもよく似合います。
純白の壁に、先生の作品を掛けてみたい!