皆様が既にご存じの様に、今日、中古市場で販売されているマンションや戸建住宅の多くがリフォーム、リノベーション完了物件として販売される事が多く成りました。
今後この傾向は加速され、「住宅も中古車と同様に専門業者が一度買取った上で整備(リフォーム)して市場に流す形態」が当たり前になると思われます。
そして競争原理に触発されてデザインや間取りが多種多様になり、さらにはオーダーメイドで“より個性的なデザインや生活スタイル”が登場するかも知れません。今までの住居の概要が覆る事でしょう。
私達オルドギアは不動産にリノベーションを施工する際には、その責任を充分に自覚しています。利益のみを追求する拙い施工で、折角芽吹いた大樹の芽を枯らしてしまう様な事は避けなければなりません。
大量生産の規格住宅やローコスト住宅の新築崇拝の価値観から解放されて、一気にヴィンテージと個性主体の暮らしへと飛び込んでいきたいものです。今、その絶好の機会が現出しています。これまでの「みんなと同じ」は安心感の価値を共有できますが、没個性はもう充分ではないのでしょうか?
そんな事も考えて、プロデューサーSuggieから次世代のリノベ建築作品2点。
当社はお客様の「ゆとりある暮らし」の舞台と成らんことを願って、オルドギアブランド名のリノベ建築作品を年間合計50作品程創作しています。デザインは勿論の事、特に原石不動産の選択には細心の注意を払っています。
オルドギアのリノベ建築作品の販売価格は、他の再販業者の価格より明らかに高額となっています。
ですが私達オルドギアはリノベーション工事の使用部材や施工にもこだわりますが、お施主様の依頼を除き、特別な高額住宅機器等を使用しているわけでは有りません。
本当ならば施工費用を抑える為、またSDGsのことも考慮して既存の床や壁も施工のしっかりしているものは出来る限り残したいのです。しかし間取の変更や給排水工事、そして当社独自の5年間保証の事など、20年後30年後までのお客様の快適な生活環境の事を考えると、やはりスケルトンリノベ工事にならざるを得ません。
今迄少なくとも250件程マンション等をスケルトンにしてきましたが、中を見ると当時の新築分譲会社の其々の品質に対する姿勢が明確に表れています。それ故に、私達オルドギアには50年60年そして建物一棟が解体撤去される時に、「この会社はいい仕事をしているね」と言われたい願望が有ります。
更には「解体なんてとんでもない!」オルドギアで一棟を丸ごとデザイン、リノベーションしてヴィンテージマンションとして100年200年先まで残したいという夢を育てています。
私達オルドギアは大量生産、大量販売に反旗を掲げて「本物を創作したい」と孤軍奮闘しています。幸運の女神は目の前で微笑みかけているでしょう。