先日、東京藝大の日本画第三研究室に在籍されている4人の先生方が、北九州にプライベートで遊びに来てくれました。
そして日本画をモチーフにして制作した【リノベ建築芸術作品】に足を運び、日本画家の視点で
それぞれの作品を鑑賞してい頂きました。
今まで提供してきた原画が大切に扱われているのかを確認したい気持ちも有ったと思われます。 私は先生達に納得し満足して頂いた事でひと安心しました。
来年の日本画第三研究室とのプロジェクトでは新たな画家たちの参加もあり、今年に続いて更に一年間で、20点ほど作品を提供して頂ける予定です。
既にこの北九州エリアでは【リノベ建築芸術作品】の室内で20点ほど華やかに花を咲かせていますが、現時点でも国内外で院展入選の40号の原画がこれ程集まったエリアは他にないという事です。今更ながら己の素人故の大胆な企画提案に恐縮しています。
1年で20作品、2年で40作品~10年で200作品!
「COELA HIDE」の心は少年の様にワクワクしています。
ところで私は今、スタッフの娘さんからお借りした「ブルーピリオド」というコミックを読んでいます。
主人公の矢口八虎が東京藝大の受験の為予備校に通い、絵画制作を通じて絵画の魅力に目覚めてゆく過程の葛藤がテーマです。既に16巻刊行されていますがまだ未完です。240万部のベストセラーで、実写映画化もされているとの事です。
作者は東京藝大の油画専攻の画家の「山口つばさ」さんです。私は画家に対する憧れも有り、とても興味を持って二度ほど素読し、只今精読中です。
コミックですからかなり誇張されて書かれていると理解はしているのですが、藝大に対する憧れや入学することの困難さは、60年ほど前の私の時代とそんなに変わっていないことに驚きです。
私たちオルドギアに作品を提供して頂いている博士達は、入学はもちろんとしても、そこから幾度も才能を試され、その上で激戦を勝ち抜いてきた勇士達なのだと、ついついコミック的想像をしてしまいます。
多感な年頃の少年少女達に、この「ブルーピリオド」をオススメ致します。「サボり」の時間と思っていた美術の授業が、急に色付き始めるかも知れません。
そして少しでも絵画に興味を覚えたら、オープンハウスなどで現物を見て下さい。きっと
画家達にも喜んで頂けると思います。
エグゼクティブアーティスト達の詳細に推敲され尽くして描かれた日本画は、挑戦的でとても奥が深く、そして生身の画家の息づかいが感じられる逸品です。40号の大作の原画は、若いみずみずしい感性を刺激する事でしょう。
私達オルドギアの夢「美の国ジパング~聖地北九州」は、お客様やエグゼクティブアーティスト達に支えられて初めて実現出来る壮大な企画であり挑戦です。何としても本プロジェクトを継続していきたいと思っています。
近い将来、この北九州エリアが「美の庭園」と呼称されるようになることを願っています。
その庭園の美に囲まれて育つ子供たちは・・・・・・!