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「少年じいじ」の徒然なるままに

2023.04.07

私は創業以来約45年間、不動産取引、建築関係に携わって来ました。学生時代の専攻は法学部でした。教授の自宅に押しかけて、朝から晩まで議論を吹っかけていたことなど、若気の至りであり今でも赤面の思いです。

その後、アルバイトをしながら司法書士、土地家屋調査士、建築士の夜間の専門学校に通いました。とにかく一所懸命に勉学に励みました。今から思えば、青春の情熱が爆発した瞬間でした。

ある時、「貧乏苦学生でもかまわない♡♡」と奇特な女性との出会いがあり、生活の糧の事もあり、一念発起して宅地建物取引業を起業しました。

業務は法律知識が生かせるニッチな分野を選択しました。結果としてこの業務が自分の気質と相性が良かった様です。お蔭様で話が尽きないほど、稀有な体験をさせて頂きました。

若かりし頃の苦学が、日々のビジネス実務でこれ程役に立つものとは思いもしませんでした。又、同時に各分野に自分の能力をはるかに超えた方々がおられることを認識しました。この経験が、現在のコラボレーションの発想につながって行くことになりました。

又、私は幼い頃から絵を描く事が大好きで、今でもクレヨンの色と香りに郷愁を憶えます。この単純な感情が約70年後、東京藝術大学の日本画第三研究室とのコラボレーションの実現の原動力になったようです。今後、日本を代表する絵師達とのご縁が基と成り、リノベ建築作品を通じて、お客様が暮らしに溶け込んだ日本の美を楽しみ、その文化を世界の方々と共有する事が出来る様に成ると思います。

先日、20作品のリストが送信されてきました。原画はどれも40号の大作です。プロデューサー達は素材マンションの魅力と絵画のモチーフをどの様に融合させ「世界にひとつ」のリノベ建築作品としての住居空間をデビューさせるつもりか、期待が高まります。

今後、インバウンド需要が益々期待されています。国内の旅館、ホテル等のインテリアと、当社が日本画第三研究室のアドバイスで開発した新商品の「Artctuary Wall Paper」との相性が良いようです。此れに関する新たな事業計画は、すでに着手しました。

現在の当社のビジネス状況は、スッタフの能力と情熱のお陰で、それまで理想や夢と思っていたことが次々と実現して行く過程がとてもエキサイティングです。

「少年じいじ」は終活の時期なのですが、毎朝一番のりでLABOのドアを開けると、そこには少年の自分が満面の笑みを讃えて待っていてくれるのです。

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